こんにちは、大阪府高槻市の「なか整骨院」です。10asinoitami02

疲労骨折の原因と症状!復帰を早める方法とは?①の続きです。

疲労骨折は女性特有の疾患のシグナル?

女性特有の原因によっても、骨密度が低下します。疲労骨折はその1症状として現れることがあります。それは「無月経」「摂食障害」「骨粗鬆症」の3つです。

女性アスリートによくある症状として「無月経」「摂食障害」があります。それが原因でホルモンのバランスが崩れ、たんぱく質の代謝が変わり、カルシウムが流出し、骨密度が低下する恐れがあります。

ご心配な方は今すぐ「疲労骨折を早く治す方法と予防方法!」で対処してください。よく使う足首や腰を骨折すると、完全に復帰するまで半年以上かかることもあるので、早め早めに対策してください。

疲労骨折を起こしやすいスポーツは?

疲労骨折しやすい骨

様々なスポーツで疲労骨折は起こりますが、特に多いスポーツが跳躍系の体操、長距離陸上走、バレーボール、バスケットボール、サッカー野球が上位を占めます。普段からの意識が大切です。

またスポーツの種目によっても、疲労骨折しやすい部位は変わります。最も発生しやすいのが、中足骨、脛骨、腓骨、肋骨などで、負荷が集中する下肢に多く起こります。その他、大腿骨や膝蓋骨(ヒザの皿)、骨盤や踵骨(かかと)でも起こります。

疲労骨折の症状

初期症状でしっかり治療を!

疲労骨折の初期症状は、運動で患部に負荷がかかるとき痛みます。運動をやめると痛みが治まります。外傷がなく腫れないケースもあるため、そのまま運動を継続して症状を悪化させることがあります。

疲労骨折の症状は、運動を継続することでドンドン悪化していきます。この時点で適切な治療ができると、1カ月ほどで復帰することができますが、治療開始が遅れると治療期間が何倍もかかります。

症状が悪化すると、運動中だけではなく、安静時でも痛みが起こります。腫れ上がったり硬いものが隆起したりすることもあります。とにかく違和感を感じた時はすぐにやめる勇気も必要です。

疲労骨折の治療

中足骨の骨折治療

通常は、ギブスや装具をつけず「安静」にして「栄養療法」が中心になります。完治期間は3週間~12週間を要します。そして疲労骨折の原因の排除と改善が必要となります。

完全に骨折している場合は、通常の「骨折治療」と「栄養療法」が必要です。大腿骨や頚椎が疲労骨折した場合は、外科手術の検討が必要になります。

疲労骨折の原因のまとめ

 

疲労骨折の原因は、大きく分けて3つあります。①同じ部分に集中的に繰り返し負荷がかかる、②骨疲労している部分の栄養が不足している。③女性特有の問題です。そのなかで症状の軽減、予防や早期回復をするために、ご自身で出来ることが必須栄養の摂取です。

疲労骨折を早く治すには、早期発見・早期治療がポイントです。違和感があってから運動を継続していると、1分単位で悪化すると思って下さい。治療期間が1週間単位で延びていきます。

疲労骨折が見つかった場合は、最低でも3~8週間の運動中止が必要です。その後に医師の指導のもと、徐々に運動を再開してください。ここで無理すると、1カ月単位で治療期間が長くなるばかりか、日常生活にも支障をきたすことになります。まずは「安静」と「栄養療法」です。