こんにちは、大阪府高槻市島本町の「なか整骨院」です。img_1

肩こりを治したい!原因と症状、対処法まとめ⑰の続きです。

湿布は本当に効果ある?肩こりへの湿布の作用

音感湿布と冷感湿布の使い分け

では、温感湿布と冷感湿布は具体的に何が違うのでしょう。なんとなく「温感」といえば患部を温める作用、「冷感」は患部を冷やしてくれる作用がありそうですが、それぞれの違いは、皮膚の「感覚」だけであり、実際の患部の温度を上げたり、下げたりするものではありません。

温感湿布には唐辛子成分のカプサイシンが、冷感湿布にはメントールが配合されています。温感湿布に配合されているカプサイシンは、貼った部分の毛細血管を拡張させて血行を促すとされていますが、十分な効果を期待するほどではありません。メントールは、あくまで冷たさを感じるだけであり、患部を冷やす事はありません。

肩こりには温・冷どちらの湿布がよいのか

冷感湿布と温感湿布の使い分けに関して、自分で貼って気持ちいい方でいいと解説しましたが、慢性的な血行不良によって肩こりが起きている場合は、血行を促す必要もあり、気持ちの面でも温かいと感じる温感湿布を選んでもよいかもしれません。ただ、冷感湿布が不適切というわけではないので、間違いないようにしましょう。

また、湿布の中には、痛みのもととなる物質がつくられるのを抑えるインドメタシン・ケトプロフェンなどの薬剤が含まれているものもあります。このような、消炎、鎮痛剤が含まれて湿布を使用することで、痛みが抑えられることもあります。

肩こりの原因や状態によっても、湿布の選び方は変わってきますので、購入する際は薬剤師の方に相談してから買うようにすると良いでしょう。